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カレンカーペンターは、兄と二人でカーペンターズを結成し、イエスタテーズ?ワンスモアなど、数々のヒット曲を出しました。紅蜘蛛

グラミー賞を3度、受賞するなど、70年代を代表する歌手にまで、なったものの、拒食症に苦しみ、32歳の若さで亡くなりました。

 


1.拒食症克服と思われていたカレンが死に至った理由

以後、音楽の方も、徐々にヒットが少なくなっていき、82年には離婚しましたが、その頃には、体重も7~8キロ増加

していて、拒食症は克服したものと思われていました。

しかし、長年の栄養不足、過剰な下剤の使用、睡眠不足などがもとで、心臓がすっかり弱ってしまい、83年にカリファ

ルニアの両親の家を訪れている最中に心臓発作を起こして亡くなりました。

カレンの兄は、93年の雑誌のインタビューで、「妹がどうして拒食症になったのか見当もつかない」と語ってます。


2.食べればすぐ治るは間違い!拒食症は深刻な現代病

拒食症は、スリムな肉体を賛美する現代文化の犠牲ともいえ、若い女性に多い病気です。食べればすぐ治ると、軽く見ら

れがちですが、上記のように深刻な顛末を迎えることもすくなくない深刻な病気です。

彼女の死亡が伝えられる前は、拒食症は、世間的には、ほとんど知られていませんでしたが、カレンの死は、全米に衝撃

をもたらし、一般の人にも、拒食症が広く知られ、拒食症専門の病院も設立されるようになりました。


3.音楽活動大成功の影に拒食症

彼女は、もともとふっくらしたティーンエージャーでしたが,16歳頃、水ダイエット(一日、2リットル程、水を飲むこ

とにより、基礎代謝の向上など体質改善方法をはかるダイエット法)で10キロ近くやせました。

その後、兄と音楽グループを結成し、70年代前半には、Close to You、スーパースターなど数々のメガヒット曲をとばし

、一躍、人気歌手になりました。

74年にはホワイトハウスに招待されて、演奏を披露するなど、彼女の音楽活動はこの頃、絶頂となるものの、甲状腺ホ

ルモン錠剤(代謝を亢進させ、体重を減少させる作用を有す)や下剤などを大量使用していて、拒食症が進んでいました

75年には、体調不良が元で、ヨーロッパ?ツアーがキャンセルされるなど、彼女の健康状態は悪化していき、とうとう、

ラスベガスでのコンサート中、Top of the World を歌っている最中に、倒れました。その頃の体重は、わずか、37、8

キロでした。

この、事件を契機に、彼女は、深刻な健康問題を抱えていることを悟り、医師やカウンセラーを訪れるようになりました。花痴

 

 

 

 

 

 

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